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2012年4月25日水曜日

20代ですべきこと・・30代からできること


20代は頭で考える前に
目の前のことに打ち込んで

「30歳」と聞いたとき、あなたはどんな印象を抱きますか。「まだ」30歳? それとも「もう」30歳――?
 日経WOMANが行った読者アンケートで、20代の人に「30歳になることについて、どう感じますか」と聞いたところ、「それまでに自立した女性になれるのか、“不安”を覚える」「仕事の実力を付けなくては、結婚相手を見つけなければと“焦り”を感じる」など、焦りや不安を訴える声が4割以上だった。
 「今の20代は『レバレッジ世代』。短期間のうちに、最小限の行動で最大のリターンを得たいと望んでいる人が目立つ」。そう話すのは、キャリアナビゲーターの前川タカオさん。「その分、焦りや不安が強くなるのは当然といえるでしょう」
 「20代のうちに一花咲かせなくては」「明確な目標を持たなくては」。そう考える20代の読者に対して、「20代のうちは、頭で考えるより、とにかく目の前のことに一生懸命になることが大切」と、今回取材した識者は口を揃える。
 ファーストキャリア代表取締役社長の若鍋孝司さんは言う。「20代の人の中には、一歩を踏み出しては立ち止まり、頭でばかり考えてしまう人が多いように思います。でも、特に20代前半のうちは、とにかく目の前のことにがむしゃらに取り組む姿勢こそ重要。そこから学べるもの、吸収できることを身に付けていけばいい。それに、多少要領は悪くても一生懸命頑張っている人ほど、『信頼できる後輩』として上司や先輩の目に映るものです」
 人生80年を24時間の「人生時計」になぞらえると、20歳はまだ“午前6時”。目が覚めて、今日は何をしようかなと考えたり、準備をしている時間に当たる。目の前のことを大切にしながら、着実に準備を重ねる。そのことが30代の礎になる。

30代は仕事が充実して
可能性も広がる時期

 一方で、30歳以上の読者の声を見てみると、30歳を機に「肩の力が抜けた」「先の見通しが立った」など、いい意味で「踏ん切りがついた」感のあるコメントが目立つ。「20代の自分と30歳以降の自分、どちらが好きですか」との質問には、43・1%の人が「30歳以降の自分」と回答。思いのほか、ポジティブな声が多く集まった。
 なかでも目立つのが、「20代の頃より、30代以降のほうが仕事に満足している」との声。「30代になって仕事満足度が変わった」という人たちに、20代と30代でそれぞれの仕事満足度を点数化してもらったところ、その平均は20代の頃が63・1点、30代の頃が72・6点と、約10ポイントもアップしている。
 「30代になると、20代の後輩にも40代の上司や先輩にもアプローチしやすい立場になる。これまで身に付けてきた経験や知識を後輩に伝え、譲れる仕事は譲る。同時に、上司や先輩の会社観や仕事観に触れつつ、どうすれば助力になれるかを考え、新しい仕事にチャレンジしていく。中間的な立場を上手に利用することで、活躍の場は広がります」(若鍋さん)
 再び「人生時計」になぞらえてみると、30歳は午前9時、すなわち“始業時間”。自分の仕事に着手する時期といえる。
 「40代でスペシャリストになるのか、リーダー的存在を目指すのかを自分自身に問いかける時期でもあります。自分のスタンスを見定めながら、40代に向けての基盤を作っていくという意識が大切です」(キャリアカウンセラーの小島貴子さん)

外見にとらわれる人ほど
30代以降の“喪失感”が強い

 仕事の満足度が高まる30代。だが一方で、「女性の生き方の選択肢が増えている分、30代女性の悩みは多岐にわたっています」と話すのは、らら女性総合クリニックの松村圭子さん。
 結婚して仕事を辞める人、出産・育児に追われる友達など、周囲には自分とは異なる道を歩む人が増え、「自分はこの道を歩んでいていいの?」などと思い悩むことも多い。肌の衰え、体力の低下、出産のリミット…。年を取ることのマイナス面に気付かされる時期でもある。
 そんな中でもポジティブに年を重ねていくためには、「やはり自分自身の“内面磨き”を怠らないことが大切」と松村さん。
 「見た目ばかりに気を配り、仕事のスキル磨きや自己成長を怠っていると、年を重ねることによる喪失感はどんどん大きくなります」(松村さん)
 小島さんも言う。「はやっているからこの服を着よう、皆が読んでいるからこの雑誌を買おう――周囲の目や意識に流されがちな人ほど、年を重ねるほどに不安が増していきます」
“諦めない”こと、そして「青い鳥」を追い求めるのではなく、与えられた仕事や環境、人との出会いにきちんと向き合うことの大切さ。
 仕事も恋も、お金もカラダも。今できることは、たくさんある。焦りや不安で立ち止まる前に、今できることに目を向けてみて。日々の積み重ねが、未来のあなたを作るのだから。

日経WOMENより